学童保育での体罰は対応してもらえるのか?記者が解説

取材した記者が行政対応についてまとめます。
市が委託する児童クラブより「利用しやすい」とか、「時間の都合に合わやすい」といった理由から、地域によっては近年、学習塾やスポーツクラブなどが行う学童保育のサービスは増えています。今回は問題となっている英語教室が運営する学童保育が、市が委託する児童クラブではなかったことがポイントと言えます。

放課後に児童を預かる施設

これらの施設は「子どもを預かるサービス」として、民間企業が提供するサービスという位置づけにあたるため、ルールを定めた法律がないのが現状です。よって、法律が無いから行政処分ができないということになります。

放課後に児童を預かる施設

市が委託する児童クラブは、市のルールに則った運営なので、行政の介入が可能ですが、民間の学童保育は資格がなくても運営できるほど法整備が遅れている。しかし、市が委託した児童クラブも民間の学童保育も表向きの形態が似ているため、市民にとってはかなり分かりにくい状況とも言えます。行政への相談が解決につながる事もありますが、今の仕組みでは保護者に寄り添った対応が満足に出来るかは疑問で、より子育てしやすい仕組みづくりが必要です。