今年は宮城県内でも大量のスギ花粉が飛散していて、鼻水や目のかゆみなど症状が重い方も少なくないようです。
市民:
「鼻水がとまらなくてひどい。薬も準備していなかったが、もうひどくなってきたので、薬局に行って買った」
「鼻をめっちゃかんでいる。目をかかなくてもくしゃみで目が赤くなる。今年は厳しい。しんどいです」
「もうだめ。まずくしゃみだね。むずむずと」Q:対策はとっている?「あきらめている」
スギ花粉は、前の年の夏に晴れて日照時間が長いと飛散量が多くなるといい、今年の飛散量は、過去10年で最も多いと予想されています。

台原駅前耳鼻いんこう科・千葉敏彦院長:
「例年に比べて、花粉症の症状が出て受診する患者は多い印象がある」

仙台市青葉区にある台原駅前耳鼻いんこう科の千葉敏彦院長は、早い人で1月から花粉症の症状が出始めていると話します。千葉院長がここ数年、実感しているのが花粉症患者の低年齢化です。
台原駅前耳鼻いんこう科・千葉敏彦院長:
「子どもに関しては以前に比べて低年齢化しているというか、3歳くらいからでも目がかゆくなったり鼻水がすごくひどいという患者は増えている」
3年にわたったコロナ禍生活も徐々に収束に向かっていて、今月13日からはマスク着用が個人の判断となります。

ただ、千葉院長は花粉症患者が今の時期にマスクを外してしまうと、症状悪化の懸念があると指摘します。
台原駅前耳鼻いんこう科・千葉敏彦院長:
「3月、4月、ピークのシーズンなので、マスクをしないことによって症状がひどくなってしまう可能性がある。花粉症がある人は、4月いっぱいはマスクを着用したほうがいい」

スギによる花粉症は、今月と来月がピークとなる見込みで、まずは、マスクの着用の継続が必要となりそうです。
千葉院長によりますと、スギ花粉に反応する人は、スギと入れ替わるように飛散するヒノキの花粉にも反応する人が多いということで来月いっぱいはマスクを着用したほうが良いとアドバイスしていました。














