3月13日から政府の方針でマスクの着用が個人の判断となります。
これを受け、サービス業では客の「脱マスク」を進めるところも。一方で、従業員のマスク着用については、島根県の丸山知事がある考えを示しました。


まずは鳥取県米子市内にあるジム。

キャスター 木嶋雄大
「いま着用が徹底されているマスクですが、3月13日からこちらのジムでは、マスクの着用、任意となります」

グッドブレスガーデン 岩井一郎さん
「少なからずですね、マスクを外したいという要望はありましたので、そこは答えとしてはありました」

利用客にマスクが個人判断となることについて聞いてみると…。

利用客
「外します。(トレーニング中)やっぱり苦しかったので。もう外したい衝動にずっとかられてました」
利用客
「外す派ですかね。結構人がおれば着けるんですけど、人があんまりおらんときは外します」

取材をした時にいた利用客14人のうち半数の7人は「外す」と回答。残り7人のうち4人は様子見、3人は外さないとのことでした。

ただ、施設側は、パーテーションはそのまま設置、利用客へは、検温や消毒、ソーシャルディスタンスの確保など引き続き呼び掛ける方針です。

続いては、島根県松江市にある飲食店。ところで、島根県の飲食店を巡っては…。

島根県 丸山達也知事
「店員さんもマスクしなくて良いと決めている認証店なんかを島根県として認証するつもりはないです。そんなふうにしないといけないのであればこの制度やめる」

マスク着用の個人判断について、島根県は政府の方針に従うとしていますが、県独自で設けている「新型コロナ対策認証店」について丸山知事は、2月28日の会見でこのように述べ、従業員がマスクを着用しない場合、認証を取り消す考えを示しました。

当の飲食店はどのように受け止めているのでしょうか?

焼肉韓食房だんだん松江田和山店 藤井純店長
「飲食店ということもあり、マスクは従業員の方はしていこうと思っています。着けていると(客の)安心感もありますし」

コロナ対策認証店の焼肉店では、従業員の安全と客に安心感をもってもらうため、従業員のマスク着用を続けるとしています。

一方、客に対しては、個人の判断に委ねることにしていて、これを追い風にさらに客足が回復することを期待しています。

焼肉韓食房だんだん松江田和山店 藤井純店長
「コロナの意識も薄まってきたのか、団体客も来られたりします。10人とか15人とか来始めています」

コロナ禍前の日常へ向けた「脱マスク」。
これが当たり前となるのはまだしばらくかかりそうです。