暖かくなると、気になるのが「花粉」です。

佐藤玲奈アナウンサー「花粉症にはつらい季節ですよね。きょうはどのくらい花粉が飛んでいるのか、聞いてきます」

訪れたのは、福島県二本松市にある枡病院。

臨床検査技師・大沼正志さん「あちらが設置場所になります。こちらに前日の朝設置したスライドガラスを置いて、一晩置いた花粉の量を測定しています。」

こちらの病院では、二本松管内の花粉の飛散量を調べるため、毎年1月から4月、検査を続けています。

前日の朝に設置した検体を回収したあと、そこに専用の液体を垂らすことで、18ミリ四方にどのくらいの花粉が付着しているのかを測ります。

主に検査するのはスギ花粉です。

佐藤玲奈アナ「見た感じいかがですか?」
臨床検査技師・大沼正志さん「多いですね」

実際に、その数を目視で数えていくと・・・。

その数は、なんと約500粒!

今月に入って急に増えたといいます。

紫の大きい●が花粉の粒

臨床検査技師・大沼正志さん「(例年だと)100から200ですが、すでに500を超えているので、倍以上飛んでいて、このまま続けば間違いなく最高の数字を記録するかなと思います。」

さらに、これから注意が必要なのはスギ花粉だけではありません。

大沼さん「今はスギしか飛んでいませんが、もう少しするとヒノキやブナなど他の花粉も飛び始めるので、それらを判別しながら検査していくことになる」

花粉症の人にとってはつらい時期が続きそうです