トルコ 地震による住宅被害 軍艦が病院に?

ホランキャスター:
激しい揺れがあったので、多くの建物が倒壊、損傷して、トルコだけで約21万4000棟が被害を受けました。家などがなくなってしまい、避難生活を強いられている人は、約192万人いて、そのうち、144万人以上がテント生活を送っています。また、トルコの人口の16%に当たる1400万人が何らかの形で今回の地震の影響を受けているということです(AP通信より)。
トルコのエルドアン大統領は、3月1日に、被災者のために46万8000世帯分の住宅の建設を開始すると発表しましたが、少なくともテント生活を強いられている人は144万人いるので、まだまだ、住宅が足りていないことがわかります。

そして、建物というのは、住居だけではありません。病院も被害を受けました。
トルコは現在、大きな地震があった南部のハタイ県の港に軍艦を2隻停泊させています。
この軍艦の戦車を置くスペースを病院として活用しているのです。
24時間態勢で、手術室も完備していて、医師60人が診察を行っているそうで、約9000人がこの施設を利用しています。
そして、利用者は、「地震の後、子どもがウイルス性の病気にかかってしまった。ここで診てもらえて助かった」というふうに話しています。














