中国政府が発表した予算案で国防費の伸びが7.2%だったことについて、中国軍は「アメリカなどと比べると、比較的低い水準だ」と主張しました。

中国政府が5日に発表した予算案によりますと、国防費は1兆5537億元=日本円でおよそ30兆円でした。伸び率は去年とほぼ同じ、7.2%としています。

中国の国防費の増額について日本などから懸念する声が上がっていますが、中国軍の報道官は6日、「アメリカなどの軍事大国と比較すると、中国の国防費はGDPに占める割合や国家財政支出に占める割合、国民一人当たりや軍人一人当たりの国防費のいずれにおいても、比較的低い水準にある」と主張。

「中国の限られた国防費はあくまでも国家の主権、安全保障、発展の利益を守るためのものだ」と強調しました。