石川県志賀町の北陸電力志賀原子力発電所2号機の再稼働をめぐる審査会合が、3日午後開かれ「原発敷地内を通る断層の活動性はない」との北陸電力の主張を、おおむね妥当と評価しました。
2011年に運転を停止した志賀原発2号機について、再稼動に向けた審査会合が3日午後、都内で開かれました。
志賀原発2号機の再稼動をめぐっては、原発の敷地内にある10本の断層に活動性があるかどうかが焦点となっていました。
原子力規制委員会の有識者による評価会合では、2016年に「活断層と解釈するのが合理的」との判断が下された一方、北陸電力は当初から「活動性はない」との主張を続けてきました。
3日の会合で原子力規制員会の石渡明委員は「志賀原発2号機の敷地の地質・地質構造については、おおむね妥当な検討がなされているものと評価する」と話し、敷地の外を通る一部断層の活動性の評価については、根拠などを示したうえでより詳細なデータを取りまとめるよう求めました。