「フィンランド式サウナ」がどういったものか知っていますか。

フィンランドはサウナ発祥の地で、フィンランド式は“低温高湿”です。一般的なサウナより10度ほど低い温度と高い湿度で、じっくりと体を癒せるのが特長です。ドライサウナと呼ばれる日本式とはひと味もふた味も違った魅力があるんですね。このフィンランド式に出会った男性が、白山麓にサウナ施設を開業しました。

MRO 石橋弘崇アナウンサー
「ふう…いやあ…、いいなあ」
県産スギの香りに包まれた空間に、薪ストーブの炎がめらめらと揺らめきます。私が訪れたのは、先月プレオープンした白山市河内町の「サウナはくさん」です。

石橋アナ
「目の前を大きな窓に川が流れている、これを見ながらサウナに集中できる!良いところに作りましたね!」
サウナはくさん オーナー柿谷医さん
「これが最高なんです…自然は作れるものではないので」

およそ80度に保たれた空間で、オーナーの柿谷医さんと一緒にととのいます。
石橋アナ
「入って10分ほどですけど…いい感じで体から汗が噴き出ています」

ここで、加賀棒茶のロウリュ…ジュ~。
石橋「この音!めっちゃいい…」

地下水から汲み上げた水風呂は6~7度、かなり低い水温で身を清めます。

石橋アナ
「川のせせらぎを聞きながら…耳でも楽しめるし、五感をフルに使ったサウナ施設ですよ」

サウナはくさんには2つのサウナルームがあります。フィンランド語で黄色を意味する“ケルタイネン”を2月にプレオープン。そして2日、2棟目として黒色を意味する“ムスタ”をオープンさせました。

柿谷さん
「やっぱり中途半端ではお客様に失礼。妥協はせずに細かくこだわりましたね」

白山セイモアスキー場そばの施設内にオープンした、このサウナ。「父が宿泊施設を経営してきたこの場所をもう一度盛り上げたい」との柿谷さんの思いがあってのことです。

柿谷さん
「父の代から、スキー場オープンした時からある建物なのでなんとかして集客できるようにしたい。私が長野で本格的なフィンランド式サウナに出会ったのと同じように、石川県の人たちにも大自然で入るサウナを味わってほしい」

今や空前のサウナブーム、大自然の中でフィンランド式を堪能してみませんか。