子どもの体力低下や運動不足が深刻化する中、島根県・松江市内の保育園で、運動好きを増やす独自プログラムの体験会が開かれました。自己肯定感も高めるという、その内容とは。

2月28日、松江市にある「みつき中央保育園」。

主に1・2歳児クラスの園児が体験していたのは、乳幼児向けの運動プログラムです。

使うのは一般的なマットよりも柔らかく作られているドイツ製の遊具。

跳び箱や鉄棒、マット運動などは行わず自由自在に体を動かすことで、園児から運動意欲や自己肯定感を引き出し、運動嫌いになるのを防ぎます。

園児は

「さいこう!上手だった!」

保育園の先生は

「禁止されることもなくのびのびとやっているところが全然違います。しっかり発散できているのが伝わってきます」

スポーツ庁がおととし発表した調査結果では、自粛生活が増え運動機会が減ったことで、小中学生の体力がコロナ禍前に比べ低下したことも分かっています。

trenta小川優代表

「運動って体を育てる・作る大事な要素なので、そこを僕たちが補っていきたいです」

この運動プログラム、今後県内外に広げていきたいということです