全国の自転車盗難事件は、新型コロナの影響などにより2021年までは減少傾向だったものの2022年は増加に転じました。警察庁は、新型コロナの感染状況がやや落ち着き、街に人出が戻ったことなどが背景にあるとみています。


◆地球ロック、車体カバー、防犯登録
福岡市西区の販売店では、新たに自転車を購入する人に次のようにアドバイスしています。

サイクルベースあさひ姪浜店・宮崎岳志店長「やっぱり二重ロックが必要です。車体の鍵だけでなく別でワイヤー錠を付けていただく。ニッパーで切られにくい太さの1センチ以上のものがおすすめです」

防犯ロックの価格はおよそ1000円から。施錠の方法にも盗まれないためのポイントがあるそうです。

宮崎店長「地球ロックという動かされないものと一緒に施錠することが大事です。難しければ、車輪とフレームを一緒に結んでおくのも大事です」

このほか、自転車をカバーですっぽり覆ったり、防犯登録をしてシールを貼ったりするのも有効だそうです。


◆電動アシスト車には「バッテリー鍵」も推奨
利用者が増えている電動アシスト自転車のバッテリーなどをパーツだけを転売目的で盗むケースも増えていて、個別の防犯グッズも販売されています。

宮崎店長「バッテリーはメーカーとか容量にもよりますが、4~5万円ぐらいと高いです。どんどん高くなってます。バッテリーだけの盗難を防ぐために二重ロックがおすすめですね」