公園の清掃などのボランティア活動を行う金沢市の「公園等里親制度」に、旧統一教会の団体が登録されている問題で、市が制度を見直す方針であることが分かりました。
金沢市昌永町に拠点を置く世界平和統一家庭連合=旧統一教会の金沢家庭教会は、2019年4月、金沢市の「公園等里親制度」に登録し、近くの公園の清掃ボランティアなどを行っています。
しかし、旧統一教会の霊感商法や信者からの高額な献金が問題となっていることから、地元の住民は2日、市が団体と交わした合意書の解除を求めて、378人分の署名を市に提出しました。
公園の近くに住む佐藤清さん(80)は「(旧統一教会との合意書は)市も認定している、“お墨付き”を与えるような行動に結果的になっている。解除を決断してほしい」と述べました。
市は、登録制度を廃止し、清掃活動ごとに団体から申請を受け付ける見直し案を市議会に提出していて、早ければ4月にも実現する見通しです。