来月から運行が始まるJR九州の蒸気機関車「SL人吉」の火入れ式が行われました。「SL人吉」は老朽化などに伴い、今シーズン限りで引退します。
◆特有の大きな汽笛が響く

「SL人吉」の火入れ式は、福岡県北九州市小倉北区の小倉総合車両センターで行われました。たいまつの炎でボイラーの石炭に点火すると、「ボオ~」という大きな汽笛が鳴り響きました。

◆部品調達が難しく来年で引退
去年で完成から100年を迎えた「SL人吉」は、老朽化に加え、部品の調達やメンテナンスする技術者の確保が難しくなっています。2024年3月で運行を終えることが決まり、これが最後の火入れ式になりました。

JR九州小倉総合車両センター・坂本浩所長「送り出す気持ちですね。100歳になるので、あと無事に1年間走り終えて欲しいと思っております」

「SL人吉」は来月8日から、土日や祝日を中心に熊本と鳥栖の間で運行されます。














