全国で相次ぐ強盗事件の背景にある、犯罪を行い高額な報酬を得るいわゆる「闇バイト」。福島県南相馬市で起きた強盗殺人未遂事件でも関連があるとみられています。
専門家は一度、手を染めると抜け出せなくなるとその実態を指摘します。
福島県警の元警察官で危機管理コンサルタントの関根篤志さんに話を聞きました。
危機管理コンサルタント・関根篤志さん「高額な報酬とか高収入で即日、何十万でも払いますよとか、社会的に未熟な若者を標的に犯罪に加担させるのが主だと思います」
闇バイトの仕組みについて関根さんは・・・・
関根さん「大学生とか専門学校生、また20歳そこそこの仕事を転々としているような若者が惹かれて入っていくのかなと見ています。一度、手を染めてしまうと抜け出せなくなってしまう。この間もやったんだから今回も混ざれと。嫌だとなれば当然、今までの話をばらすぞと脅迫の手段を持って、どうしても抜け出せなくなる仕組みになるんじゃないかと思っています」
そのうえで、関根さんが特に問題視するのが若者の罪への意識の低さです。
関根さん「若者の罪の意識の低さが気にかかっているところで、逃げ切れるんじゃないかとか。日本の捜査能力は非常に高いので絶対捕まりますので、絶対捕まりますので、捕まらないわけがないと思っていただければ。やってはいけない、と。」
福島県警では、SNSなどで闇バイトに関する情報を見つけた際、情報提供を呼びかけています。














