東日本大震災の発生から12年を迎えるのを前に、1日、岩手県陸前高田市の中学生が鎮魂と感謝の思いを込めて学校の周辺にキャンドルを灯しました。

 陸前高田市立高田東中学校は震災を忘れず未来につなぐことを目的に、4年前から学校周辺に手作りのキャンドルを並べて点灯する「キャンドルリレー」に取り組んでいます。
 1日は全校生徒169人が参加し、学校前の歩道にキャンドルを並べました。キャンドルは瓶の中にLEDライトを入れたもので、全部で200個あまり。瓶には生徒たちが鎮魂や地域への感謝をこめたイラストを描きました。

(高田東中学校2年 熊谷壮太さん)
「震災のマイナスな方向だけじゃなくて僕たちもやってるように未来に思いをつなげてるっていうところも伝えていきたいと思います」

 震災当時の記憶はおぼろげですが、生徒たちはキャンドルの灯りを見つめながら未来に伝えていくことの大切さを感じていました。点灯は2日も午後4時半から行われます。