ドイツのショルツ首相はウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアについて、「和平を可能とするためには、まずロシアが軍を撤退させなければならない」と述べました。

ショルツ首相
「ロシアがウクライナを攻撃した。ロシアが和平を可能とするために一歩を踏み出し、何かをしなければならない。必要なのは軍の撤退だ」

ドイツのショルツ首相は1日、ラトビアのカリンシュ首相との会談後の記者会見でこう述べたうえで、ウクライナへの軍事支援を継続するため、武器の供給や修理のほか、弾薬の生産を強化させると述べました。

そして「これは今後も継続的な課題であり、ウクライナへは必要な限り支援を続ける」と強調しました。

弾薬をめぐっては、先月行われたNATO=北大西洋条約機構の国防相会議で、ウクライナへの軍事支援を行うにあたり備蓄不足が懸念されることから、加盟国が生産能力を強化することで合意していました。