中国を訪れているベラルーシのルカシェンコ大統領は1日、習近平国家主席と会談し、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「勝者なき世界的対立を防ぐことが必要だ」と強調しました。

ベラルーシ大統領府の発表によりますと、習近平主席との会談の冒頭で、ルカシェンコ大統領はウクライナ情勢を念頭に「今回の会談は非常に困難な時期に開催された。勝者なき世界的な対立に陥るのを防ぐことが必要だ」と指摘しました。

また、主権・領土の保全などを含む中国の「国際安全保障」の考え方について、「全面的に支持する」として中国との連携をアピールしました。

また、李克強首相との会談では「中国の成功を願っている。中国が強ければ、ベラルーシも強くなる」と更なる関係の強化を提案し、李首相は「中国とベラルーシの関係は、長期的な友好に基づいて発展すると確信している」と応じたということです。