◆ARコンテンツ付きの卒業アルバムに歓声

一方、福岡市博多区の沖学園高校では、マスクを外すかどうかの判断が卒業生それぞれに委ねられ、132人のうち外したのは約半数でした。

生徒会長 辛佳純さん「私たちはこの学び舎で、将来の支えとなるかけがえのない心の財産を得ることができました」
式を終えた卒業生に贈られたのは、思い出が詰まった卒業アルバムです。沖学園は2022年から、アルバムに写真だけではなくAR(拡張現実)のコンテンツも取り入れています。スマートフォンに専用のアプリをダウンロードして、写真にかざすと…

「えー、すごい!」

リモート授業など、デジタル技術に支えられて過ごしてきた3年間。懐かしい思い出も、技術の力で生き生きと動く姿で後世に残ります。
◆かけがえのない3年間だった

コロナ禍で多くの制約を受けながら、ようやく巣立ちを迎えた卒業生。青春時代の3年間を、どう振り返るのでしょうか。
「3年間、ほかの人が体験できないことを経験させてもらったので、社会人になっても発揮して頑張りたいです」
「ドラマとかで見てた高校生活とは違って、行事ごとが制限されててあまり何もなかったと思ったけど、3年になったときに学校が私たちのために修学旅行や文化祭を通常通りにしてくれたので、最後にいい思い出ができました」
「みんなと過ごした時間がとても楽しくて、自分の人生の中で最高の宝物になったと思います」
「最後にちゃんとした卒業式ができて本当によかった。一番の思い出になった」















