宮城県東松島市で、被災した女性たちが仮設住宅で作り始めたサルの人形、「おのくん」です。この「おのくん」を使った「防災アプリ」が新たに開発されました。災害時の避難場所のほか、知られざる観光スポットも紹介するそのアプリの中味とは?

仮設住宅で生まれた「おのくん」の大ピンチ

東松島市の仮設住宅で、2012年に誕生したサルの人形「おのくん」。

カラフルな靴下を使ったかわいらしいデザインが人気で、これまでに28万体が、国内外に販売されました。しかし・・・。

空の駅プロジェクト 武田文子共同代表:
「ピンチです。最大のピンチです」

コロナ禍で、売り上げが2割以下に落ち込んだうえ、カラフルな靴下が手に入りにくくなり、仕入れ値も高騰。人形を購入した「里親」と呼ばれる人たちとの交流を大切にするという本来の考えから、「おのくん」を値上げする訳にもいかず、経営が厳しさを増しているのです。

空の駅プロジェクト 武田文子共同代表:
「景気が悪いから靴下も地味なものばかり売っている。明るいものがあるとスニーカーソックスが多い、足首が短いものはバランスが悪く(人形が)作れない、それで困っています。値段は上げられない、そのまま1000円でやりたい」

このような逆境の中、「おのくん」は新たな展開を見せることになりました。