役場を訪れると、逮捕されたはずの町長の姿が…

しかし、なぜか役場には町長本人の姿が。

(佐藤大祐記者 リポート)「あれ?逮捕されたはずの町長ですが、すごくくつろいでいる雰囲気です。…町長、何をされているんですか?逮捕されたんじゃないんですか?」

(吉備中央町・山本雅則町長)「あれはPRですから、本気にしないでください」

山本町長によると、今回の動画は吉備中央町が考え出した「苦肉のPR策」だというのです。少子化に悩む町では、手厚い子育て支援で移住者らを募ってきましたが、認知度は今一つ。

「事件仕立ての賛否両論の動画」で、子育て策を強烈にPRしました。そのPR動画の取り調べで町長が告白したのは…。

自供「子どもが生まれた人に100万円渡しました」

(山本町長)「お金を配りました」
(刑事役) 「詳しく説明して頂戴」
(山本町長)「子どもが生まれた人に100万円、家を建てた人に120万円を渡しました」
(刑事役) 「僕もこの間子どもが生まれました」
(山本町長)「じゃあどうぞ」

(吉備中央町・山本雅則町長)「いくらいいものをやっても、伝わっていなかったらやっていないのと一緒のことなんで、どうにか多くの方に施策を知ってもらおうと」