金沢市議会の3月定例会が1日開会しました。村山卓市長は、10年後を見据えたまちづくりを推し進めていく方針を示しました。

提案理由の説明に立つ 金沢市・村山卓市長

金沢市議会の3月定例会には、一般会計の総額で1819億5000万円となる新年度の当初予算案などが提出されました。

来年2月の供用開始に向け建設が進む新市民サッカー場
新市民サッカー場「金沢スタジアム」の完成イメージ

提案理由の説明に立った村山卓市長は、来年2月から供用が始まりツエーゲン金沢のホームスタジアムとなる新しい市民サッカー場の名称を「金沢スタジアム」とするとともに、民間企業に施設の命名権を与えるネーミングライツ制度を導入することを明らかにしました。

金沢市 村山卓市長
「クラウドファンディングについても当初の目標としていた1000万円から大きく上回る5600万円の寄付をいただいた。これを活用してさらに観戦環境を高め、魅力のあるスタジアムにしていきたい」

現在地での建て替えが示された金沢歌劇座

このほか金沢歌劇座の建て替えについては、現在、立地する金沢市下本多町での建て替えを推した検討会での結論を受けて、今後、施設の規模などの検討に入る方針を示しました。また、日銀金沢支店の跡地利用については、県や有識者などによる懇話会を設置して活用策の検討を進めていくとしています。

金沢市議会3月定例会は9日から質問戦に入ります。