北陸新幹線の敦賀開業に伴う金沢以西の県内区間の並行在来線について、国土交通省は28日、IRいしかわ鉄道が事業をJR西日本から引き継ぐ実施計画を正式に許可ました。

来年春の北陸新幹線の敦賀延伸に伴い、並行在来線となる北陸線の金沢ー敦賀間は、JRから経営分離することが決まっています。

このうち、金沢駅と大聖寺駅の区間の鉄道事業について国土交通省は28日、現行のJR西日本に代わって県が出資する第3セクターのIRいしかわ鉄道が事業を行う実施計画を認定しました。

新幹線の敦賀開業と同時に経営が可能になります。

今年7月からおよそ11年間、事業計画に基づき輸送の維持が図られるほか、IRいしかわ鉄道は、独立行政法人の鉄道・運輸機構から出資を受けられるようになります。具体的なダイヤや運賃は今後IRが検討し、今年12月ごろに発表される見通しです。

また大聖寺駅より西の県内区間と福井県・敦賀駅の間は、すでに去年1月に国交省から認定を受けている「ハピラインふくい」が経営を引き継ぎます。