実は、組合員の減少を理由に伊勢町商店街の組合自体も今年度いっぱいで解散する方針です。
周辺地域の商業を取り巻く環境は、少なからず変わっていきます。

「時代とともにねやっぱりお客さんのニーズにも対応できるようなものを持っていかないと、これからは生き残れないなというふうに思ってます、松本の代表する商店街っていう形を何とかして、その時代に合ったものに変えていく」

こうした環境の変化に松本商工会議所の赤羽眞太郎(あかはね・しんたろう)会頭は、「街づくりのあり方を考える1つのタイミング」と話します。

「何とか本当はね、やっぱりもう少し頑張っていただければなっていう気持ちのほうが強いんですけども…、本当に町の空洞化っていう、こういう問題がずっと出てきてる最中で一番の人気の店がなくなるっていうことで」
中心市街地の活性化、そして特色ある街づくりへ、商工会議所としても役割を果たしていく考えです。
「ピンチはチャンス、という考え方からすると、どうやってかもっと違ったまち作りができればいいなという、やはり会議所としてある意味では調整役みたいなこともしなきゃいけないと思いますし、また要望も集約していかなければならないなというふうには考えております」
松本パルコ閉店まで、あと2年。
松本の中心市街地は、大きな転換点を迎えています。