山口県阿武町から誤って振り込まれた4630万円をオンラインカジノの決済代行業者の口座に振り込み、不法に利益を得たとされる男。山口地裁がさきほど、有罪判決を言い渡しました。
午後3時に判決が言い渡されたとき、被告の男は黙って前を向いて裁判官の話を終始、落ち着いた様子で聞いていました。
判決によりますと、田口翔被告(25)は去年4月、阿武町から振り込まれた4630万円を誤ったものと知りながら、オンラインカジノの決済代行業者の口座に振り替えるなどし、不法に利益を得ました。
この裁判では電子計算機使用詐欺の罪に当たるかが争点となっていて、弁護側は無罪を主張、検察側は懲役4年6か月を求刑していました。
きょうの判決公判で小松本卓裁判官は、被告人には銀行に告知する義務があるが、それに違反していて正当な権利行使ではない。検察の主張を正当と考えるとして、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
弁護側は判決を不服として即日控訴しました。
注目の記事
実家を売りたい、いくらになる? 実際は「残置物撤去に平均100万円かかる」の衝撃… 年末の大掃除に「終活」の視点を!

コメダ珈琲を訪れた80代男性「100万円を持って来ている」ベテラン店員が感じた“違和感” 特殊詐欺被害を防いだ「いつもの会話」

「役員は下を向いて黙っているだけ」笹子トンネル事故で亡くなった姉 中日本高速道路の姿勢に妹が感じた“諦め” 【天井板崩落事故の遺族の訴え 前編・中編・後編の前編】

お年玉の由来って何?お金じゃなくて「餅だった」説&「大人同士のやり取りだった」説 歴史学から見ると

「カビた部分だけ捨てる」は誤解 中には“最強クラスの発がん性”を持つ毒も…加熱しても消えない『カビ毒』の正体

「私の長女は事件で亡くなりました。はっきり言うと、殺されました」20年前に殺人事件で長女(28)を失った父親が訴える「命」の意味【前編】









