大浴場の湯の取り替えを年に2回しか行っていなかった福岡県内の老舗旅館の社長がきょう、会見を開き、「レジオネラ菌が大した菌ではないという認識だった」と釈明しました。

大丸別荘 山田真社長
「大変深く反省し、お詫び申し上げたいと思います。申し訳ございませんでした」

きょう午前、福岡県筑紫野市の「二日市温泉・大丸別荘」の山田真社長が会見を開きました。

創業1865年で、昭和天皇が宿泊したこともある大丸別荘では、本来、福岡県の条例で週に1回以上、すべてを取り替える必要があった大浴場の湯を、年に2回の休館日にしか取り替えていませんでした。

大丸別荘 山田真社長
「レジオネラ菌が大した菌ではないという認識が一つと、一日大体100トンばかりのお湯を浴槽に入れておりますので、水質はかなり良いだろうと」

大丸別荘の山田社長は発覚した不正について、社長自身の指示だったことも明らかにした上で、問題の収束後に退任する意向を示しています。