山形県内有数の豪雪地、大蔵村できのう(27日)、3年振りに恒例の「地面出し競争」が開催されました。寒さも吹き飛ばす熱戦でした!

雪の上を走る選手たち。

足の下には、2メートル90センチの雪が積もっています。

この雪を掘り、地面を出した速さを競うのが、大蔵村名物の「地面出し競争」。

もともとは、旧肘折小・中学校の雪上運動会の名物競技でしたが、2009年に閉校した後も続けられ、今では全国各地から選手が集まる冬の一大イベントになっています。

今年は、41チーム、210人が参加。

1チーム6人以内で、決められたサークル内でスコップやスノーダンプなどを使って雪を掘り進めます。

選手「めっちゃ深くした。けどまだ見えない」

子ども「こっちから掘った方がいいんじゃない?」

注目を集めたのは、大学の陸上部のチーム。

若さ・力・根性で挑みますが・・・。

選手「超しんどいです。まだです。すみません・・・」

この日の積雪は2メートル90センチで、例年に比べるとやや少ないということですが、それでも参加者の体力を奪うには十分な量です。

参加者「疲れますね。なめていました」

それでも選手たちは3年振りの競技開催を喜んでいました。

選手「3年前に学生から地面出し競争を聞いた。その時にやりたいと思ったがコロナでできなかった。3年振りにできてうれしい」

1位は県内の会社チームでタイムは7分37秒。

40分以上かかったチームもありましたが、選手たちはそれぞれ、冬の肘折を満喫していました。

NPO法人Oh蔵SPORT八鍬博幸事務局長「大蔵村に来て良さを知ってもらう村に活力があるといことを肌で感じてもらえれば」

一方、苦戦していた陸上部のチームは・・・?多くの声援を受け、見事ゴール。36位39分53秒でした。

選手「みんな応援してくれましたあたっかいです。肘折最高!」