サッカー明治安田生命J2リーグのいわきFCは、J2初勝利を目指して、アウェイで水戸ホーリーホックと対戦。2度の勝ち越しを許しながらも、エースのスーパーゴールでJ2で初めての勝ち点1をもぎとりました。

福島県いわき市からおよそ80キロ。おとなり、茨城県の水戸市へ。
J2での2試合目は「常磐線ダービー」です。

いわきFCサポーター「開幕戦では負けてしまったので、絶対次は勝ってほしいという思いでいわきから応援に来ました」
いわきFCサポーター「昨年、J3で得点王を取った有田選手に期待しています。勝負を決める点を取ってくれるので、今日も出場があれば期待したいと思います」

高橋広季アナウンサー「こちらは水戸の選手たちを乗せたバスを皆さんが待っているところです。すでに多くの水戸サポーターの応援のチャントがこだましていて、水戸サポーターの熱気を感じます」

いわきからも多くのサポーターが駆けつけ、スタジアムには5000人を超える観客が詰めかけました。

サポーターの熱気に包まれる中、初戦で敗れたいわきFCはJ2初勝利を目指し、昨シーズン13位の水戸ホーリーホックと対戦しました。

序盤からいわきが優位に試合を進め、前半のシュート数は水戸の3本に対し、いわきは3倍の9本。

ところが…、後半9分。いわきはクロスから頭でゴールネットを揺らされ、水戸に先制を許します。

それでも、その5分後。いわきはセットプレーの流れから、谷村!

これがゴールラインを割ったと認められ、同点に追いつきます!

その後、水戸に再び勝ち越しを許しますが、試合終盤…。

あの選手がやってくれました!去年J3MVP、得点王、ベストイレブンの三冠に輝いたエース有田稜が劇的な今シーズン初ゴール!いわきが再び追いつきます。

ただ、このあと勝ち越しはならず、試合は2対2の引き分け。それでも、いわきFCはJ2の舞台で初めてとなる勝ち点1を獲得しました。

有田稜選手「正直、決められる自信があったので足を振りましたし、良いコースに飛んで入って良かったです。勝ち点1を取れたのはプラスに捉えて次に向けて良い準備をしなければならない」

村主博正監督「サポーターの皆様がいわきから足を運んでいただいていますので、それが今日の勝ち点1に繋がっています。それを練習を重ねることで勝ち点3に変えられるようにまた頑張っていきたい」

いわきは2試合を終わって14位。次の試合は今度の日曜日、いわきグリーンフィールドでレノファ山口FCと対戦します。