綾瀬さんが考える「平和のために必要なこと」とは

G7広島サミット ユースフォーラムには、6歳のときに被爆し、世界各地で体験を証言している田中稔子さん(84)さんの姿もありました。
綾瀬さんは、去年の企画で田中さんと出会いました。ロシアのウクライナ侵攻が続く中で、現地で証言したことのある田中さんに話を聞くためです。
綾瀬はるか さん
「今、ウクライナ侵攻があったりする」
田中稔子 さん
「同じことを77年経って、やっている。昔と同じ戦争が目の前で繰り広げられて、普通の人が亡くなっている。被爆者としては非常に悔しいですよね」
会場では、綾瀬さんが取り組んできた企画を特別に編集したVTRも上映されました。会場の中高生からも綾瀬さんに質問が寄せられました。
高校生
「これからどういうような活動をしていくのか、または、どういう人にお話を聞こうと思っているのか、聞きたいなと思いました」
綾瀬はるか さん
「こういうふうにお声をかけてくださったら、わたしのできることだったら参加したいなと思っています。被爆者の方も少なくなり、聞ける機会があったら、お話を聞かせていただきたいなと思っています。それをまた、こうして、みなさんとともに共有できたらいいなと考えています」

参加した中高生もいろいろなものを受け取っていました。
中学生
「敵・味方関係なく、みんな悲しむというのが戦争なんだなって思って、戦争って本当にしてはいけないなって心から思いました」
中学 2年
「もっと世界の人たちに伝え続けていかないといけない」
高校 3年
「自分だけじゃなくて、誰かと一緒に、人を巻き込んで考える機会や発信することができたら」
中学 1年
「バトンをつないでいくことが大切だと思ったので、わたしが家族や友だちに話していきたい」
綾瀬さんも会場にいる中高生の姿に頼もしさを感じていました。
綾瀬はるか さん
「田中さんや高校生の話にすごく真剣に耳を傾け、メモをしている子もいて、すごく平和に関心があって、すごいなって思いました」
河村キャスター
「平和のためには何が一番必要だと思いますか」

綾瀬はるか さん
「被爆者の方がおっしゃっていた言葉で『とことん話し合いなさい』『想像力を持ちなさい』という言葉がすごく残っていて。戦争になると何が起きるのかと想像して、身近の大事な人が亡くなったらどんなに悲しいか、今の生活がなくなったらどれだけ悲しいかってことを想像して、ちゃんと話し合って、受け入れて、みんな違うという考えを尊重し合って、ベストな方向に話し合ってくっていうことが、1番大事だと感じている」