ポルトガル2部のオリベイレンセに所属する“キングカズ”こと三浦知良が26日、56歳の誕生日を迎えオンライン取材に応じた。
三浦は昨シーズン、JFL(日本フットボールリーグ)の鈴鹿ポイントゲッターズでプレーし、18試合の出場で2ゴールを挙げた。今年は2月1日にオリベイレンセへ期限付き移籍を発表。海外でのプレーはブラジル、イタリア、クロアチア、オーストラリアに続いて5か国目となった。
プロ38年目でポルトガルに渡った三浦は「カフェ文化がすごくあるので、近くのバールに行ってカフェする習慣もありますし、そこで知り合ったおじちゃん、おばちゃんと良く話をしている。そういう時間も楽しい」と現地での息抜きなど近況を話した。
さらに「この前、僕がエレベーターでサッカーボールを持ってたんですよね、その時にたぶん、ポルトガル人の親子でお父さんと2歳か3歳くらいの男の子が乗ってきたんですよね。ボールを僕が持っていたらお父さんが子供に『おじいちゃんからボールをパスしてもらいなさい』って言ったんですよ(笑)。ポルトガル語で(笑)」と“おじいさん扱い”を受けたエピソードも。
「やっぱおじいさんに見えるのかなと思って、ちょっとショックとなんとなく年齢の事を自分で実感したというか、だからもうおじいさんなんだなと(笑)。もう70くらいなんだなと(笑)」
また取材の終盤では、毎年恒例の自身の洋服に関する質問がないことに「服のテーマを聞いてくれないとつまんないんだから」と不満をこぼし、「今日は分かりにくいと思うけど説明していいですか?」と自ら切り出すと「まずは(ジャケットを持って)濃いグリーンのスーツですね。そして中が赤のシャツ、ストライブのシャツで、もう分かりますか?」と記者に逆質問。記者たちのお手上げの様子に「(正解は)ポルトガルの国旗ですね(笑)。国旗の色、濃いグリーンに赤です。今年はポルトガル国旗を意識してやりました。良かったです。説明できて(笑)」と満足げな表情を見せた。
最後は「いいニュースを届けられるように頑張ります」と手を振り、ポルトガルでの活躍を誓った。