2024年問題を見据えたカーフェリーの更新
2024年問題を見据え、県やJAグループ、それにトラック協会などが取り組んできたのが、カーフェリーの利用促進だ。

乗船中のトラック運転手は休憩時間となるため、宮崎から神戸までをカーフェリーで移動すれば、関東まで運ぶ場合でも違反とはならない。
高まるニーズに対応しようと、宮崎カーフェリーでは、おととしから去年にかけて、2隻のフェリーを相次ぎ更新し、トラックの積載台数をそれぞれおよそ30台増やしている。


(宮崎カーフェリー 郡司行敏 社長)
「この大型化というのは、2024年問題にとっても大きな追い風になるものと思っております。この2024年問題の中で、これまでフェリーは使っていなかったけれども、新たにフェリー利用を考えたいというお客さま、これまで以上にフェリー依存度を高めていきたい」
生産性を上げていく努力を
このほか、県内では、荷物を集約させ配送の効率化を図ろうと、運送会社による大型物流倉庫の建設が相次いでいる。

(宮崎県トラック協会 牧田信良 会長)
「(流通の)効率をよくするために生産性を上げていく努力をしないといけない。ドライバーは長距離を含め賃金は悪くないので、時間を守られて、その中で賃金が確保できるのではあれば、まだまだ人は集まる」

ネットショッピングの普及や働き方改革などによって、深刻化しているトラックドライバーの不足。
2024年問題により、物流は、大きな転換期を迎えている。

※MRTテレビ「Check!」2月24日(金)放送「Check!調査班」から