ウクライナ侵攻から2月24日で一年です。ウクライナでは多くの避難民が国を追われ現在もその生活は続いています。中でも多くの避難民を受け入れているポーランドで暮らす避難民の女性を取材しました。彼女の想いから平和と自由の尊さを考えます。

2022年2月24日朝。ロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。首都キーウへのミサイル攻撃や空爆にはじまり、ウクライナでおよそ7000人もの民間人が命を落としたとされています。

この攻撃により1800万人以上が避難を余儀なくされたウクライナ。そのうちおよそ800万人が隣国やヨーロッパの国で避難生活を送り、中でも隣国ポーランドは特に大きな受け入れ先になっています。

ウクライナ避難民 アナスタシアさん「朝の6時に友達から連絡がありキーウで攻撃があったと知った。私は混乱してすぐに荷物をまとめた。母と一緒にその日のうちでポーランドに逃げて、それからウクライナには戻っていない」

ポーランドで避難生活を送るウクライナ人のアナスタシアさん。侵攻があったその日、偶然、普段生活するキーウを離れ故郷のフメルニツキへの帰省中でした

混乱の中、ウクライナを離れた彼女現地に残る家族の身を案じます。

ウクライナ避難民 アナスタシアさん「祖母と伯父家族がウクライナに残っている。叔父は18歳から60歳は国を出られないという徴兵制度のためにウクライナを離れられない。サイレンがなったら何かあったときのために彼らは地下のシェルターに身を匿う」

「兵士のようには戦えないが国のためにできることがある」と話す彼女。何が彼女たちをそこまで奮い立たせるのか。