24日に新型車両が公開された山形新幹線。東北新幹線との連結が行われるJR福島駅では、今後の運転に大きく関わる工事が進められています。
坂本明優記者「JR福島駅前に来ています。奥に見えるのは、従来の新幹線のホームなんですが、そのホームのレイアウトを変える工事が現在行われているんです」
こちらは、24日の福島駅の様子ですが、新幹線ホームの東側では、大規模な工事を行っているのが分かります。
これは、従来の山形新幹線の線路とは別のアプローチ線と呼ばれる新たな線路を設置するための工事です。
この工事で、福島駅の新幹線ホームがどう変わるのか見ていきます。

福島駅の新幹線ホームは、11番から14番線までありますが、山形新幹線は、上下線ともに14番線を専用ホームにしています。

下り線は、このように14番線に入り、そのまま山形方面へと向かっていきます。
問題は、上り線にあります。

山形新幹線は、14番線に接する線路が1本しかないため、東京方面へと向かう際は一旦、下りの線路をまたいでいくしかありません。
このため、ダイヤが乱れた際にほかの車両が停車するなど遅延が発生します。
こうしたなか今回、新設されているのが、上りのホームに直結する山形新幹線のアプローチ線です。

この線路ができることで、山形新幹線の上り線は、そのまま11番線ホームに停車できるようになり、従来のように下りの線路をまたぐことがなくなります。

これによって、ダイヤが乱れた際も、上り線や後続の列車の遅延を軽減できるということです。
アプローチ線についてJR東日本では、2026年度末の使用開始を予定しています。














