宮城県が構想する仙台医療圏の4病院再編について、県立精神医療センターの移転反対を訴えるシンポジウムが23日仙台で開かれ、医師らが県の対応を厳しく批判しました。
シンポジウムには、精神科の医師や患者ら5人が登壇し意見を交わしました。
県の構想通りに進めば名取市にある県立精神医療センターは、富谷市に移転することになっていて、登壇者は「患者の意見が反映されていない」などと反対を訴えました。

名取メンタルヘルス協会 小泉潤理事長:「富谷市に移ったら、今通っている3000人のうち2000人強は太白区より南に住んでいるので、富谷に行けなるなるのでどうするのか」

県の構想は、仙台赤十字病院と県立がんセンターを統合して名取市に、東北労災病院と県立精神医療センターを併設して富谷市に移転するもので、2月20日に県は、仙台赤十字病院、東北労災病院の経営母体と協議を継続する確認書を取り交わしています。

登壇者からは「確認書というより何も決まっていないという確認だ」などと批判の声が上がっていました。














