日本では魚離れが進んでいると言います。2001年と比べると、その消費量は約半分にまで落ち込んでいます。
その理由をアンケートで見ると…「生臭い」「調理が大変」。そこで、誰でも簡単で台所の臭いも気にならない“ギリギリ魚料理”を探しました!
進む日本人の“魚離れ”!?
上村彩子キャスター:
日本人の魚離れが進んでいます。食用魚介類の1年間の一人当たりの消費量で見てみますと、
2001年度 ▼40.2kg
→2020年度(概算値) ▼23.4kg
(農林水産省資料より)
魚離れの理由は…
・魚は生臭いから苦手!
・魚料理をするとずっとキッチンが魚臭い…
・魚介類は調理が面倒くさい…など
ホラン千秋キャスター:
魚は料理した後の片付けまで考えると、ちょっと手間がかかるかなという気もしなくはないですけど…でも美味しいですから。
井上貴博キャスター:
不思議なのは、日本は少子高齢化になっているので、相対的に魚好きが増えてもいいと思いますが。それでも、こんなに魚好きは減っているのですね。
面倒くさくない!魚臭くならない!ギリギリ魚料理とは??
上村キャスター:
面倒くさくない!魚臭くならない!“ギリギリ魚料理”について見ていきます。


まずは、山形・村山地方の郷土料理の▼「ひっぱりうどん」です。大きな鍋から引っ張り込んで食べるので、ひっぱりとついているそうですが、つけ麺スタイルです。
魚はギリギリどこに入ってるかというと、つけ汁の材料として、サバ缶、納豆が入っていれば大丈夫です。アレンジで、生卵、長ネギ、めんつゆを加えるようになっています。サバ缶は値上げピンチということも言われていますが、ツナ缶やイワシ缶に変えて食べても美味しいです。

続いて、新潟・燕三条のソウルフードになっている▼「サバサラ」です。サバの缶詰に刻んだ玉ねぎをたっぷりと載せ、味付けはマヨネーズと醤油と一味唐辛子。
このサバサラには正式な食べ方があるそうで…。まず缶を押さえて、玉ねぎがこぼれるのは気にせず、スプーンでしっかりと3、4回かき混ぜて浸透させます。サバと玉ねぎ、サバ缶の汁をすくって、豪快に食べるのが流儀なのだそうです。
サバのうまみと、玉ねぎの甘さのハーモニーが絶妙で、お酒のおつまみにも最高だということです。
サバサラ発案者の関本さんがソウルフードと言い始め、10年間で本当にソウルフードとして浸透しました。
関本さんによりますと、「サバサラの“サラ”はサラダと血液サラサラ」ということです。