この日、”札幌のバンクシー”は、円山動物園にいるという情報を入手。
円山動物園と言えば、足が長~いウサギの動画で最近話題になった動物園です。

確かに、ウサギって、こんなに足が長かったのか~……
おっと、本題に戻りましょう。
さっそく園内を捜索してみると・・・作業している人を発見!
「札幌のバンクシーと呼ばれている方?」と突撃してみると…
「(札幌のバンクシーと)呼ばれているようなんですけど・・・」と、控えめな反応。

この人こそが、“札幌のバンクシー”と呼ばれている田中宏美さん。

本業はグラフィックデザイナーで、アーティストのCDジャケットから販促用トラックまでデザイン、さらにカエルの財布など、カワイイ小物も制作しています。

それにしても、なぜ動物園にいたのか?
3年ぶりの会場開催となった「さっぽろ雪まつり」に合わせて、円山動物園でも冬のイベント「スノーフェスティバル」が開催されていました。
そんな冬を楽しむイベントの一つとして、田中さんも動物の雪像を制作していたのです。
雪像のモチーフは、園内にいる動物たち。
今にも動き出しそうな雪像です!

ユキヒョウは、「ワイルドでありながら、かわいらしい雰囲気」を表現。
柄は、円山動物園で売られている、ゾウのフンから作られた堆肥を使ったといいます。

クマは「一見ちょっとこわいんですけど、とっても優しい顔をしていて愛らしいので、かわいらしい雰囲気を出して作ってみました」と話します。

エゾユキウサギは、「ふっくらとしたかわいらしい雰囲気」に。
雪像を見た子どもは、「かっこいい」「自分たちでは作れないから、すごい」と話していました。
このハイクオリティな雪像は、どのように作っているのか?