水際対策の緩和で山梨県内を訪れる外国人観光客は回復傾向です。その一方で富士北麓地域では、観光客が富士山を撮影する際のマナーが問題となっています。

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河口湖駅近くのコンビニエンスストア前。

富士山とコンビニの看板を一緒に収めた写真が”日本らしい”と外国人観光客に人気の撮影スポットになっていますが…

車が行き来する道路を次々と渡っていきます。さらに...

大きな荷物を置きっぱなしでコンビニの前にある歯科医院の入り口や駐車場など私有地で長時間の撮影をする人が相次いでいます。

住民は
うろちょろして向こうから来たりこっちから来たり、ドライバーにとって気が気じゃない。

歯科医院は取材に「観光を楽しむ気持ちもわかるので今は静観していますが、ブームはこの冬で終わってほしい」と話していました。

なお、富士河口湖町は付近に3か国語の注意を促す看板を取り付けることにしています。

一方、富士吉田市の本町通り。

富士山とレトロな商店街が撮影できるスポットです。

警備員:
止まらないで。

「観光客が道路に出て撮影している」と住民から苦情が相次いだことを受け、市は2月に看板を設置し、警備員を配置しました。

ところが少し離れた場所では道の真ん中で記念撮影しています。

この状況に街の人は・・・

住民は:
歩道の真ん中で写真を撮っているので危ないは危ないですね。

住民は:
車が来ても移動しない方がいらっしゃるんですけど、事故の無いように。それで観光を楽しんでもらえたらと思う。

市は「観光客が来ていただけることはありがたいので、ルールを守ってもらえるように促していきたい」としています。