南陽市は、きょう市出身のオリンピアンと市民の健康づくりを進める協定を結びました。

中学校の部活動改革にも、大きな後押しとなりそうです。

(SE・11秒)南陽市白岩孝夫市長「中学校の部活動の地域移行に関する受け皿整備もあわせて、池田さんの知見をいかしていきたい」

南陽市と協定を結んだのはYAMAGATAATHLETELAB.です。(ヤマガタアスリートラボ)

YAMAGATAATHLETELAB.は、南陽市出身で、フェンシング競技でアテネ・北京オリンピックに出場した池田めぐみさんが代表理事を務めています。

協定では、池田さんの経験と人脈をいかし、スポーツを通じ、市民の健康づくりを進めていくことなどが盛り込まれています。また、中学校の部活動の地域移行の受け皿整備も進めていくということです。

(SE・19秒)一般社団法人YAMAGATAATHLETELAB.池田めぐみさん「ちょっと見直してみようかという機会が、今回の学校部活動のこの地域移行のこと。まちのスポーツ全体を見渡してどういう機会が必要なのか、どういう指導者がいて時間帯はどうなのかを見直すことが必要」

背景にあるのは、少子化による部員不足や、指導教員の長時間労働。

来年度から県は、休日の部活動を段階的に行わないようにするとしています。

そのため、休日の活動は、地域のスポーツクラブが受け皿となるべく、各市町村で検討が進められています。

南陽市は部活動の地域移行に向け、スポーツ団体と個別に協議を進めているとしていて、来年度から、地域での受け入れが可能な部活動もあるとしています。

(インタ・11秒)南陽市白岩孝夫市長(右たて)「南陽市はこれまでにない切り口で(市民の)健康に過ごすカラダづくりを土台に部活動の地域移行も考えていきたい」まち全体で取り組む部活動の地域移行の取り組みに、注目が集まりそうです。