離島のリアルな買い物事情

午後5時半、夕食の買い出しに出かけたところ・・・

中野さん「今からこのお魚を持って家に帰りつつ、商店で残りの買い物を…あっ、待って!?もう閉めちゃった!?」

シャッターに「都合により午後3時にて閉店させていただきます」と張り紙が。こういうこともあります。

これも日常の光景。ちなみに、日曜日は、すべてのお店がお休みです。

そのため、見島では冷凍庫3台持ちは当たり前、中には、8台持っているご家庭もあるそうです!

ということで・・・手に入るものだけでもと島唯一のコンビニへ。

中野さん「卵を買います。ペイペイで」

バーコード決済ができることも驚きですが、さらに驚いたのが・・・

中野さん「珍しいのは、輸送費かかるんです、10%。消費税とは別に。物価が高い(笑)」

新鮮な魚が食卓にずらり!

竹内さん宅へ向かう中野さん。

中野さん「ここのキッチンをいつもお借りしています。」

漁師さんにもらった魚と今ある材料で、夕食を作ります。

中野さん「まぁでもどうにかなるんですよ。どうにかなる、どうにか」

今晩は、ずらっと4品!お刺身に、マグロのユッケ風、つみれ、そして、焼き魚です。キッチンを借りたお礼に竹内さんにもごちそうします。

そして・・・また、陽が昇る。そんな、日常。

どんな問題も人が解決してくれる、島の温かさ

中野さん「すっごい楽しいです。欲しいときに欲しいものがすぐに手に入らないっていう現実はあるけれども、もうどんな問題も人が解決してくれる。見島の良さです」

有人離島の数が全国4位の山口県。見島だけではなく、島それぞれの日常に何気ない当たり前が隠れているのかもしれません。