高騰が続く卵。これまでの価格の推移をグラフで見ていきます。

「JA全農たまご」によりますと、東京市場での卵1キロあたりの出荷価格は、去年1月は151円でした。

その後、徐々に値段は上がっていき、21日、最新の出荷価格は335円と、去年1月の2倍以上の値段となっていて、これまでで最も高くなっています。

価格高騰の要因は、主に2つあります。

一番の要因は「鳥インフルエンザ」です。全国的に鳥インフルエンザの発生が相次ぎ、卵の生産が少なくなっています。

これに加え、ウクライナ情勢などの影響で、鶏のエサ代の高騰が続き、生産コストを圧迫しています。

今後の価格の見通しについて、去年12月に野村農林水産大臣は「年明けには価格は低下する」という見通しを示しました。

しかし、2月17日の会見では、「完全な私の間違い」として、少なくとも半年間は卵の価格の高騰が続くと政府の見通しを明らかにしました。

卵は飲食店だけでなく私たちの生活にも密接に関わっています。

今後も様々な場所で影響が出てきそうです。