海から引き上げられたのは、魚介類ではなく「お酒」。三重県志摩市の英虞湾で、深さ約25メートルの海底で1年間寝かせた「海底熟成酒」です。

地元の酒店などが2020年から始めた方法で、海中は温度の変化が少なく、波の振動が熟成を進め、深みのある円(まろ)やかな味わいになるということです。

(伊勢志摩ツーリズム 西田宏治社長)
「新たな、この地域の魅力的な商品として期待していただけるのでは」

海底熟成酒は今後、地元のホテルなどで提供されるほか、インターネットでの販売も予定されています。