熊本市の大西一史(おおにし かずふみ)市長は、2月20日に開会した2月定例市議会で、これまで中断していた熊本市役所の「本庁舎整備」と「市電の延伸」について議論を再開するとしました。

熊本市は、2020年5月から新型コロナ対策に力を入れるため、市役所の「本庁舎」建て替えと、「市電」の健軍町電停から市民病院までの延伸計画について議会での議論の中断を求めていました。

そのような中、大西市長は20日開会した市議会で、コロナの感染症法上の位置付けが2023年5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行することを理由に「大きな節目を迎える」とし、2023年度に2つ事業についての議論を再開するとしました。

なお、本庁舎の建て替えについては、市の財政負担を軽減するため民間の力を活用した新たな手段についても検討したいとしています。