9月の中国・杭州アジア大会の追加選考会を兼ねた競泳の日本選手権が28日、横浜国際プールで開幕。この日、行われた女子50mバタフライ決勝では池江璃花子(21)が25秒49をマークし優勝、派遣標準記録(25秒66)をクリアした。

池江は午前中に行われた予選で全体のトップで決勝に進出。序盤で頭ひとつ抜け出すと、伸びのある泳ぎでトップをキープし優勝、連覇を達成した。池江はアジア大会の派遣標準記録の25秒66を突破する25秒49をマークし、白血病から復帰後のベストタイムを更新した。池江の個人種目の代表入りは2018年ジャカルタアジア大会以来、4年ぶりとなる。

池江はレース後、「3月の選考会では失敗したので、とにかく自分の泳ぎをするように心がけて泳ぎました。自分のできる全てを出せたのかなと思います」と振り返った。

アジア大会代表は大会終了後、選考委員会を経て内定とされる。