政府は次の日本銀行総裁に経済学者の植田和男氏を起用する案を国会に提出していますが、生命保険協会の稲垣会長は「市場と適切に対話しながら、政策運営することに期待する」と話しました。
政府は今週、日銀の次期総裁に経済学者の植田和男氏を、副総裁に▼前の金融庁長官の氷見野良三氏と▼日銀理事の内田眞一氏を起用する人事案を国会に提出しています。
こうした中、生命保険協会の稲垣精二会長は、17日に行われた会見で、日本銀行の正・副総裁の案について「キャリアやそれぞれの知見など、非常にバランスの取れた人選になっている」と評価しました。
また、今後の金融政策については、「日銀の専管事項で個人の見解だ」とした上で、次のように述べました。
生命保険協会 稲垣精二会長
「金利が緩やかに上昇していくことに関しては、生命保険会社としては貯蓄性商品の設計が柔軟になる。業界としてはいろいろな創意工夫ができる環境になるのではないか」
一方で、金融市場が大きく変動すると追加のコスト負担が必要になると指摘し、「適切なコミュニケーションを市場と取りつつ、適切な運営をしていただきたい」と述べています。
注目の記事
“あと1個”や“残り1分”「ダークパターン」の可能性、“ひっかけ型”で定期購入も【Nスタ解説】

【最新】事故から2週間...下校中はねられた女子中学生は未だ意識不明 ドライバーは "停車した車" を追い越し若い命が危険に...「危険運転」とは何か 事故の状況からわかるその恐ろしさとは(山形・酒田市)

「胸がなくても大丈夫」乳がん公表の梅宮アンナさん…闘病から電撃結婚までを語る 家族への願い「変わりなく接してほしい」

【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台
