サッカーJ2・ファジアーノ岡山は、あす(18日)アウェーでシーズン開幕戦を迎えます。Jリーグに参入して15年目となる節目のシーズン。あと一歩で逃した昨シーズンの悔しさを晴らすべく「J2優勝・J1昇格」を目指します。

(ファジアーノ岡山 木山隆之監督)「全員でいい準備をしてこれたと思うので、自信を持って臨んでいきたいと思います」

「J2の頂へ」まだ見ぬ景色を目指す戦いが始まります。

(DF 柳育祟主将)「強いチームが出来上がってきていると思いますし、連携も日を追うごとに増してきています。期待感というかワクワクですね」

J1・4年目だった昨シーズン。クラブは勝点・勝利数ともにレギュラーシーズンの記録を更新。3位で2016年以来となる昇格プレーオフに臨んだものの、J1への扉をこじ開けることはできませんでした。

(木山隆之監督)「この悔しさを忘れないように、我々はもっと強くならなければいけない」

就任2年目の木山監督が掲げたのは「決定力」アップ。勝点80以上で「J2優勝・J1昇格」を目指します。ミッション達成のため欠かせない選手の一人がファジアーノ2年目となるMFの輪笠祐士選手です。今シーズンは守備だけでなく、中盤からのチャンスメイクなど、守備の要として期待されます。

(MF 輪笠佑士選手)「つなぎの部分で今年は取り組んでいるんですけど、前線に技術の高い選手が多くいるので、今年はしっかりつなぎながら前線までボールを運ぼうと思っているので、自分のポジションが大事になってくるなと」

J1昇格には若手選手の台頭もカギとなります。

昨シーズン急成長を遂げた津山市出身のMF・佐野航大選手と、J1のガンバ大阪から新たに加入したFW・坂本一彩選手は、来月ウズベキスタンで開かれるU20アジアカップの日本代表に選出されました。

(MF 佐野航大選手)「海外の選手から吸収する部分もたくさんあるので、より成長して帰ってきたいです。まずは開幕戦に向けて良い準備をして、必ず勝ちたいと思います」

開幕戦の相手は昨シーズンJ1だったジュビロ磐田。昇格争いのライバルになるであろう相手にしっかり勝って幸先の良いスタートを切りたいファジアーノです。

(木山隆之監督)「我々もJ1を目指している以上、決して腰の引けた戦いをする訳でなく、堂々と向かっていって勝利をつかめるように全力でやりたいです」

「J2優勝を果たしてJ1昇格を」 悲願達成をかけた42試合の旅があす始まります。

なお、ファジアーノ岡山のホーム開幕戦は今月(2月)26日、こちらも昨シーズンまでJ1の清水エスパルスと対戦します。