鹿児島県の種子島宇宙センターから午前打ち上げ予定だった日本の新たな主力ロケット・H3初号機は、補助ロケットが着火せず、打ち上げを中止しました。

記者
「打ち上げ時間のその瞬間、ロケットからは白い煙が出ました。しかし、その機体は地上に留まったままとなっています」

H3初号機は17日午前、種子島宇宙センターから打ち上げ予定でした。しかし、カウントダウンが終了して白い煙は出たものの、機体は飛ばず、JAXAは打ち上げを中止しました。

JAXA H3ロケット 岡田匡史プロジェクトマネージャー
「見守ってくださっていた方が大勢いるので、申し訳ないし悔しい」

メインエンジンは着火したものの、「システムが異常を検知し、補助ロケットに着火信号が送られなかった」ということで、トラブルの詳しい原因を調べています。