不動産大手の三菱地所は、中島篤専務が社長に昇格する人事を発表しました。社長交代は6年ぶりです。

4月から社長に就任予定 三菱地所 中島篤専務
「第一にやはり当社の本拠であり、DNAでもある大手町、丸の内、有楽町地区、ここを圧倒的に魅力的な空間にしていきたい。東京、あるいは日本の国際的な地位の向上といったものに寄与したいという思いがあります」

三菱地所は、4月1日付で中島篤専務が社長に昇格する人事を発表しました。中島氏は、アメリカでロックフェラーグループインターナショナル社の社長兼CEOを務めるなど海外経験が豊富です。

今後の街づくりについては、次のように話しました。

4月から社長に就任予定 三菱地所 中島篤専務
「ビジネス以外の要素を大丸有(大手町・丸の内・有楽町)のエリアに入れていくということが重要だと思ってます。ミュージカル系とか、日本の場合はなかなかちょっと難しいのかもしれないオペラとかですね、そういったものとかも本当はあったらいいのかなと思います」

現在、社長を務めている吉田淳一氏は会長になります。吉田氏は東京駅周辺で再開発事業を進め、おととしには地上40階建ての「常盤橋タワー」を完成させました。また、2027年度には高さ390メートルの日本一高いビルになる「Torch Tower」の竣工を予定しています。

三菱地所は、今後、海外事業などにもより力を入れていきたい考えです。