福島県会津若松市にある県立博物館の学芸員をリーダーとする研究グループは、世界で初めて恐竜の喉の化石を発見したと発表しました。

会津若松市にある県立博物館の学芸員をリーダーとする研究グループは、世界で初めて恐竜の喉の化石を発見したと15日に発表しました。

グループは、2005年にモンゴルで発見された、およそ8000万年前に生息していたとされる「ピナコサウルス」の化石の研究を続けていて、今回喉の骨にあたる「喉頭骨(こうとうこつ)」を発見しました。

この「喉頭骨」は呼吸や音声に関わる部分で、特徴が鳥類に似ているため、恐竜も鳥類と同じように音声でコミュニケーションを図っていた可能性があるということです。

県立博物館学芸員・吉田純輝博士「今回の私たちの研究成果は重要な一歩を踏み出したと思う」

県立博物館では、16日からこの喉の化石の複製標本を展示しています。