15日夜から青森県の津軽を中心に大雪となりました。弘前では8時までの24時間で41センチの雪が積もり、一時積雪がこの冬一番の120センチに達しました。市民が朝から雪かきに追われました。

16日午前9時頃の青森県弘前市の自動車販売店です。屋外に展示している約40台の車には、こんもりと雪が積もっています。午前7時半ごろから従業員15人ほどで雪下ろしと雪かきに追われました。

※店の従業員は
「(Q一晩でこの雪の量ですか?)一晩です。昨日も雪を下ろしているので」
「たぶんきょう一日で終わらないですね。土日に車を見てもらうためにもきょうあすで終わればいいなって。だってドアあかないんですもん」

冬型の気圧配置となった青森県内は15日夜から津軽を中心に大雪となりました。弘前では一時、積雪がこの冬一番となる120センチに達し、朝から雪かきをする市民の姿が多く見られました。

※弘前市民は
「玄関開けたらもう、30センチくらい積もっていて、腰にきますね」
「思いのほか積もっていて、(雪かきを)がんばるしかないですね」

こうした状況を受けて、弘前市は8年ぶりに豪雪対策本部を設置しました。16日正午の時点では人的、物的被害の報告はなく、市はパトロールなどによる状況の把握に努めることにしています。

一方、大雪のために線路の除雪が間に合わずJRは五能線と奥羽本線の一部区間で合わせて31本が運休しました。16日午後6時現在の積雪は弘前と平川市碇ヶ関で94センチ、青森で80センチなどとなっています。青森地方気象台によりますと大雪の峠は越えて、17日から週末にかけて気温が上がるため、なだれや屋根からの落雪などに注意を呼びかけています。