なぜか、近年富山に珍鳥が続々と…
こちらは2019年11月に富山にやってきた「ヘラサギ」。“しゃもじ”のような形をした長いくちばし、目からくちばしにかけて走る細い線が特徴です。

ユーラシア大陸の中部から南に分布し、冬にはアフリカやインド、中国南部に渡る鳥で、日本にやってくる数は少なく、澤江さんによりますと富山県内で観測されたのは2009年以降、10年ぶりでした。
一方、こちらは「ヘラサギ」といっても、顔が黒い「クロツラヘラサギ」。
2021年6月に富山市で澤江さんが撮影しました。

国際自然保護連合のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定され、本来、国内では九州などで越冬し、春になると繁殖地の朝鮮半島へと渡りますが、なぜか、富山に…。
全長は70センチほどで、富山では見ることができない「クロツラヘラサギ」との出会いに澤江さんは「愛嬌のある鳥だったが、どうして富山にやってきたのか」と興奮ながらに話しました。
