弘南鉄道と津軽鉄道がオークションを企画し、完全非売品のレアな鉄道グッズを求めてきょう、さっそく入札が始まりました。どんなものが出品されているのでしょうか。

青森県弘前市と周辺市町村を2つの路線で結ぶ弘南鉄道。鈴虫列車やストーブ列車など四季を感じる車両でおなじみ津軽鉄道。
津軽地方で100年近く親しまれてきた2つの鉄道会社が15日から開催しているのが…

※須崎蓮記者「こちらのサイトでは鉄道会社で使われていた多くのお宝グッズが出品されています」

鉄道の設備や業務に使われていた物品を誰でも入札できるオークション「グッズ感謝祭」です。


この企画が開催されるのは今回が2回目。午前10時に入札の受付が始まりました。

普段、一般向けに販売されることのない貴重な品をなぜオークションに出品したのでしょうか?

※弘南鉄道総務課 佐藤仁也総務課長「コロナ禍で定期の収入が落ちてきた。そのため定期外の収入を伸ばすことと、地域の経済を盛り上げる意味も込めて実施した」

2社で合わせて18種類・55品の中で弘南鉄道・総務課の佐藤仁也さんの一押しは、「タブレット」と呼ばれるこちらの金属製の円盤。

タブレット

私たちが思い描くタブレットとは似ても似つかないこの器具、何に使われていたのかというと、列車の衝突事故を防ぐために車掌同士が受け渡しして、これを持った列車だけが線路を走ります。

弘南鉄道に信号機が導入されるまで使われていました。落札価格がいくらになるか予想してもらうとー。

※弘南鉄道総務課 佐藤仁也課長「大変珍しい物ですのでマニアの方にはいいんじゃないかと思います」

この企画は、全国各地の鉄道ファンにも好評で、弘南鉄道、津軽鉄道ともに続けたいと意気込んでいます。

※弘南鉄道総務課 佐藤仁也総務課長「ぜひ商品を購入いただいて、青森に来た際には弘南鉄道と津軽鉄道を利用して楽しんでほしい」

「グッズ感謝祭」は毎日正午ごろに特設サイトで入札状況を更新していて、2月20日にそれぞれの品の新たなオーナーが決まります。