県の新年度予算案が15日に発表されました。一般会計の総額は1兆3429億円で、県独自の少子化対策に10億円が盛り込まれるなどしました。花角知事は、「子育て世代への応援メッセージにしたい」と新年度に意欲を語りました。
新年度予算案 1兆3429億円の内訳
新年度の県の一般会計予算案は総額1兆3429億円で、前の年度より133億円、率にして1パーセント減りました。

花角知事は、県独自の少子化対策として、子どもが生まれた時点で定期預金をつくり、入園と小学校入学のタイミングで、子育て世帯が5万円や利息を受け取ることができる「県子育て応援定期預金制度」を設けるとしました。

【花角知事】「5万円をもらうから子どもを一人持ちたいかって、そんな単純なことではないですよね。社会全体で子育てを祝福し、応援しますよというメッセージですね」

また、ウイルス禍の影響や物価高にも苦しむ事業者への融資枠に822億円、去年8月の豪雨災害からの復旧事業に26億円を充てるなど、喫緊の課題にも取り組む姿勢を見せています。

さらに、前の年度も掲げてきた「脱炭素」「デジタル化」「分散型社会への対応」にも、あらためて意欲を示しました。

これら予算の出所となる“新潟県の財政”ですが、花角知事は、5年前に就任した時の新潟県は「火の車だった」と話しています。